JEP®工法
JEP工法は、超高圧ジェットの持つ運動エネルギーによって、地盤の骨格構造を破壊し、エアリフト効果によりその破壊された土粒子の大部分を地上へ排出すると同時に、残留した土粒子と硬化材が混合され、大口径で高品質な改良体を造成する工法です。
JEP工法のメカニズムは、上段、下段の二段ジェットにて構成されています。上段の超高圧水噴射によるガイド切削により、造成時に発生するスライムをスムーズに排出させるための、一定の空間を形成します。その空間を利用して、下段の超高圧硬化材噴射とそれに沿った空気墳流体によって破壊効果を十分に発揮させ、高品質な改良体を造成します。
特徴
- 大口径
- 大容量・高エネルギーの硬化材を噴射するので、従来の高圧噴射撹拌工法に比べて大口径な改良体を造成することができます。(最大3.8m)
- 高速施工
- 大容量吐出による造成工程を行うため施工効率が良く、従来の高圧噴射撹拌工法よりも施工時間の短縮が図れます。
- 経済性
- 大口径により施工本数の低減ができます。
施工方法
適用条件
適用土質と標準設計有効径
設計引上時間 | 土質 | 設計N値 | ||
---|---|---|---|---|
砂質土 | 0≦N≦30 | 3050 | | |
粘性土 | 0≦N≦3 | 35 | | |
15分/m | 3.5m | 3.2m | 3.0m | |
18分/m | 3.8m | 3.5m | 3.2m |
粘性土については粘着力C≦50kN/m2とします。
適用深度、改良径の選定についてはお問い合わせください。