ロービングウォール®工法 | 営業(工法) | 株式会社山口リアライズ

ロービングウォール®工法

PAT
NETIS登録番号 QS-000021-VPAT
[設計比較対象技術]

■ロービングウォール工法のうち「法面保護タイプおよび擁壁タイプ:長繊維混入補強緑化工法」は、ライト工業株式会社が平成15年9月22日、(財)砂防・地すべり技術センターの建設技術審査証明事業(砂防技術)において建設技術審査証明を取得しました。

建設技術審査証明 第0303号
» 財団法人 砂防・地すべり技術センター

ロービングウォール工法は、『災害復旧工事の設計要領』(社団法人 全国防災協会)に示される『連続繊維補強土工』の一工法です。

概要

ロービングウォール工法とは、砂とセメントの混合物に長繊維をエアの圧力で強制的に吹付ノズルの先端にて混入させ、吹付により補強土構造物(連続繊維補強土)を造成し、その補強土表面を厚層基材吹付工(キャトルバン工法)などで緑化する2種類からなる工法の一体施工方法の総称です。
補強土によって法面の安定化を図るとともに、その表面を緑化することで景観の向上を図ることができます。
ロービングウォール工法はその造成断面形状・使用資材の組合せから法面保護タイプ、擁壁タイプ、法面安定タイプの3種類に区分されます。

特徴

法面保護タイプ 建設技術審査証明取得範囲

1:0.5より緩い法面勾配
造成厚さ20cm

  • 法面保護タイプは、法面勾配1:0.5より緩い法面に適用し、長繊維混入補強土(連続繊維補強土)の造成断面形状(造成厚さ)は20cmを標準とします。

擁壁タイプ 建設技術審査証明取得範囲

1:0.5未満の急な法面勾配
擁壁形状で造成

  • 擁壁タイプは、法面勾配1:0.4未満の急な法面及び安定勾配の確保できる法面に適用します。
  • 対象法面の勾配が、緑化の限界勾配を超えている場合に長繊維混入補強土(連続繊維補強土)を擁壁形状で造成し、勾配補正を行うことにより、表面に永続的な緑化を行うことが可能となります。

法面安定タイプ

専用のアンカー受圧板を組込んだタイプ
造成厚さ20cm

  • 法面安定タイプは、アンカー工を併用する際に専用のアンカー受圧板を使用し、造成厚さ20cmの長繊維混入補強土(連続繊維補強土)吹付により全面被覆を可能とするタイプです。アンカー工併用による法面の安定化・崩壊防止と全面緑化を同時に図ることが可能なことから、周辺自然景観と一体化した法面景観を形成することができます。
  • 専用のアンカー受圧板は、ダクタイル鋳鉄による一体鋳造品に防錆加工した軽量タイプであり、設置が容易なため、作業効率の向上を図ることができます。